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2008'01.19 (Sat)

きみが住む星 池澤夏樹

昔この本、好きだったことを思い出して、買ってみました。
だってブックオフで200円だったから。

池澤夏樹、図書館でよく読みました。
「マシアスギリの失脚」とか面白かったですよー
分厚いけど、あっという間に読んでしまった夏の思い出。

でも一番好きなのはやっぱり、初期の「スティルライフ」
なんて格好いいんだろうと思った。
文章は簡潔で、わかりやすいのに、理知的で。
詩的な世界があって。

世界、自分の存在、そんなことをもう一度思い出させてくれる本。
その夜、バーのお客さんたちは、みんな身辺から遠い話
空だの雲だの天気の話、理系の話をしていたとか。
そういうのが当時の自分には格好よかったー

この「きみが住む星」も格好いい本です。
しゃれていて、ロマンティックで、幻想的で。
だけど大げさでなくて。

きみが住む星きみが住む星
(1992/10)
エルンスト ハース、池澤 夏樹 他

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世界を旅する主人公が
離れ離れになって待っている恋人に各地から送る手紙と写真
という形式で書かれています。
手紙なので短い文章です。
淡々としてるけど、
時々恋人に対する気持ちがちらりとのぞくところがロマンティックかな。

あと、世界を旅する。
そういう雰囲気がいいな。

といっても、世界各地の名所が登場するわけでもなくて
主人公の詳しい説明も舞台の設定の説明もなく
毎回幻想的な話になっています。

花を踏まないように歩く馬の話。
ある国の風習で一生に一度は誰もが外国に行く国。
旅立って、2週間で戻る人もいれば、何年か行く人もいる、一生戻らない人もいる。
そんな摩訶不思議な話。

今読むと、文体になんだか照れるというか
今の自分には、しゃれすぎてますー

最後を見たら、情報誌かなにかに連載されていたそうです。

そういえば、そういう文章って結構好き。
化粧品のたとえば資生堂なんかの情報誌とか。
飛行機の機内誌とか。
短いけど、心に残る文章が多いので、結構チェックして読んでしまいます。

ああいうのって、たいていは誰が書いたか気にしないし。
コピーライターみたいな人が書いてることが多いのかな。
あとで、気がついたら、有名なコピーライターとか作詞家さん、作家さんだったなんてこともあります。
短いスペースで印象的なシーンを書くって、すごいですよねぇ。
22:09  |  本・漫画  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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